プリザーブドフラワーは、花材の一種で花や葉を特殊な液に浸けて、水分を抜いたものです。造花と違い生花を加工しているため、生花よりも長く楽しめることが特徴的です。製法は、生花を脱色液につけ花を取り出した後に着色液につけて乾燥します。プリザーブドフラワーの長所は、水を与える必要がなく、保存環境が良いと長く楽しめ、生花などと比較しても遜色なく瑞々しい質感を感じることができます。花粉アレルギーの心配がないため、病院への見舞いの花として利用できます。短所や長く楽しむため注意点は、生花を加工しているため価格は高価で、湿気に弱く、強い紫外線に当たると少しずつ退色します。また布などに長期的に接していると花の染料が色移りすることがあります。プリザーブドフラワーは生花よりも長持ちし花の色も華やかなものが多いため、ウェディングブーケとして利用されることもあります。誕生日祝い、開店祝い、結婚祝い、母の日など幅広く利用されプレゼントに最適です。
花屋や雑貨屋で販売されているプリザーブドフラワーの置物は大変人気があり、母の日のプレゼントであったり、結婚のお祝い、新築のお祝いに贈る方も多いです。そして、結婚式に自分でブーケを制作したいという新婦も多く、そんな新婦が利用している場合も多いです。プリザーブドフラワーは本物の花を脱水して色を着色しています。その作業は大変難しく、特殊な溶液も必要ですし、作業する広い場所も必要ですから個人的に行えるものではありません。ですから、専門店では手作りしたい方むけに着色した後の花を販売しています。そういった花の事を花材と呼んでいます。インターネットや雑誌といった通信販売で材料を購入する場合は、花材という言葉が入っていれば、作品を作成する前の材料の事と思って良いです。花材という言葉が無ければ完成品である場合もありますから、商品写真をしっかりと確認したり、商品について販売元に問合せするのが無難です。注文して届いた品が材料ではなく完成品だったという、勘違いからくるトラブルを防止することにも繋がります。
最終更新日:2017/3/2